生きてるだけで丸儲け油屋 熊八

人間に生まれて50年、これまで何度かとんでもない失敗をやらかしてきた。
 
その度「今度こそ立ち直れん。オレなんか存在する価値ない。」と凹んだ。
 
そんなときに、再び立ち上がる勇気を与えてくれたのがこの言葉。
 
かつて大谷専修学院で学院長を務められた信国淳先生は「いのち みな生きらるべし」と語られた。
 
通じるものを感じます。

 
 
 
 

油屋 熊八
今や世界的温泉都市、大分県別府市の観光開発に尽力し、湯布院の礎を築いた実業家。クリスチャン。
「別府亀の井ホテル」創業者。
今回ご紹介した言葉は、出典がはっきりしないが、一説によると油屋 熊八の言葉と伝えられている。明石家さんまの座右の銘としても有名。

 
 

信国 淳

1904年大分県宇佐市生まれ。1958年大谷専修学院長 就任。1980年死去。

『無量寿の目覚め 新編信国淳選集』より。

 

(文/蓮尾 康行)

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今月の言葉

今月の言葉7

2019年12月4日、医師でペシャワール会現地代表の中村哲さんが亡くなった。 医療支援を目的にアフガンにわたるも、食糧難や紛争の惨状を目の当たりにし、「百の診療所より1本の用水路を」と、砂漠化した土地に水路を引き、潤う緑の大地がよみがえった。 「武器ではなく、いのちの水を」とはETV特集のタイトルであるが、銃弾に倒れた中村さんを思う時、憎しみではなく、私たちは何を大切にすべきか。あらためて問いたい。 中村さんは、クリスチャンであったそうだが、人と人とが認め合い、喜びを分かち合う世界を願うことに、宗教や宗派という垣根は越えられると信じたい。 ちなみ

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今月の言葉

今月の言葉6

ある日、東本願寺の渡り廊下を歩いていると、掲示されているこの言葉に足が止まった。 「私は学習会に行ったりしているが、その場に行ったことに満足してそこから何か変わっただろうか。ただの知識になっているのではないか」 前々から思ってはいたけれど、なるべく考えないようにしていた自分の心を言い当てられたような気がして、ぎくっとしたからである。 今まで何度も「生活の中で念仏するのではなく、念仏の上に生活がいとなまれる」と和田稠先生の言葉を講義などで、うんうんと頷きつつ聞いてきた。しかし、できていない自分に気づきはしても「あ~できないなぁ」で終わらせている私がいた。

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今月の言葉

今月の言葉5

この言葉は親鸞聖人がお亡くなりになる2、3年前にお弟子さんに対して「私はすっかり年老いてしまった為、きっとあなたよりも先に亡くなることでしょう。しかし、必ず浄土で待っています」とお話になった言葉だと言われています。 私の父は今年(2019年)亡くなりました。 父が亡くなってから「大切な人を亡くすことはこんなにも辛いのか…。辛いというよりも胸がしめつけられるように苦しい…愛別離苦の苦とはその通りだな」と思いながら何気なく本をめくっていると、この言葉に目がいき手が止まりました。 「待つ」という時には、その相手が「どうしているだろうか、もうすぐ来るだろうか」などと相手の

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