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「空性」とは何か? 石飛道子教授(札幌大谷大学)招き公開講座 九州教学研究所

行事
2018年03月12日(月)

 

九州教学研究所(江上賢成所長)は2018年3月29日と30日、福岡市内で公開講座を開催します。札幌大谷大学の石飛道子教授を招き、「空性」とは何か?~『スッタニパータ』から『中論頌』へ~を講題に講義があります。

 

2017年度公開講座のご案内

 

 

【内容】

日 時 3月29日(木)15時~18時(講義・質疑)

3月30日(金)9時~12時(講義・質疑)

講 題 「空性」とは何か?~『スッタニパータ』から『中論頌』へ~
講 師 石飛 道子 師(札幌大谷大学 芸術学部教授)
会 場 博多グリーンホテルアネックス2階A会議室

(福岡市博多区博多駅中央街4-32 ℡092-451-4112)

参加費 無料

 

・宿泊の手配などは予め各自でお願いいたします。

 

 

【教学研究所からのメッセージ】

 

今期、九州教学研究所では「『大乗非仏説論』を考える」というテーマで学習を進めております。

 

我々が経典と向き合う際、それを大乗経典とみなすその一つの基準となるのが、般若経に説かれる「空」の思想がそこに含まれているかどうかということになるでしょう。そしてその大乗思想の根本ともいうべき「空」の思想を宣揚し述べたのが龍樹の『中論頌』でした。

 

さて、宗祖親鸞聖人は「正信念仏偈」に龍樹について、

 

 釈迦如来、楞伽山にして、衆のために告命したまわく、南天竺に、

龍樹大士世に出でて、ことごとく、よく有無の見を摧破せん。(正信念仏偈 龍樹章)

 

と謳われ、龍樹章の冒頭は「龍樹」その人の名ではなく「釈迦如来」の御名で始まります。この典拠は『楞伽経』に由来するものですが、つまり、釈尊の法の伝灯者としてまず龍樹をいただいてきた、というのは歴史的にも大乗仏教徒の一致した態度と言えるかもしれません。しかし「大乗経典は釈迦の直説ではない」ということが明らかである今日、我々はこの教えをどのように承けとめることができるでしょうか。龍樹が『中論頌』に顕かにしたそのような「空」の思想は、はたして古い経典に説かれた釈尊の思想との間に連続性を見出し得るものなのでしょうか、それとも両者の立場は全く異質なるものなのでしょうか。

 

ご講師の石飛道子先生は、ブッダ(釈迦)思想と龍樹思想に関する多くの著作を記され、近年では『『スッタニパータ』と大乗への道』に従来の釈にとらわれない新たな見解をそこに顕わしておられます。そこで今年度は『スッタニパータ』に説かれる釈尊の思想と、『中論頌』に顕わされた大乗思想、その両者に焦点を当てて、「釈尊の教えがどのように龍樹に受け継がれて行ったか」をご一緒に尋ねて行きたいと存じます。

 

 

多数の皆さまのご参加をお待ちしております。

 

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